第567回(2024年10月8日実施)
1.開催年月日
2024年10月8日(火)
2.開催場所
中京テレビ 本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:8名 出席委員数:7名 欠席委員数:1名
【出席委員の氏名】
杉﨑 正美 委員
郡 健二郎 委員
加藤 亮太郎 委員(※リモート出席)
神谷 浩 委員
辻 佳世子 委員
佐藤 久美 委員
杉浦 伸哉 委員
【欠席委員の氏名】
粟生 万琴 委員
4.議題
- 社側報告
- 視聴者センター報告
- 2024年度上期視聴率報告
- 2024年度10月期番組改編について
- 合評番組
「24時間テレビ オモウマい店 能登 ずっと明るい寿司親子2024」
5.議事の概要
- 2024年度9月視聴者センター報告、上期視聴率報告、10月期番組改編についての報告を書面にて行った
-
- 「24時間テレビ オモウマい店 能登 ずっと明るい寿司親子2024」
<2024年9月 1日(日) 7時20分~8時15分頃 放送>
について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。 - 被災した親子が前向きに生活をしている貴重な映像が放映された。恐ろしい体験をして、それで壊れた自宅に帰宅することは、お子さんにとっては酷なことであると思うが、それでもお父さん、スタッフと一緒に自分の家が取材できていることは、中京テレビとのそれまでの信頼関係があってこその貴重な映像だと思った。
- 能登地震からの復興が遅々として進まない中で、前に向かって進もうとしている人々を取り上げ方として、ヒューマンの部分を強く押し出した形となっていた。その結果、いつもある楽しさよりも、心に訴える部分が多くなっていたように感じ、大変素直に感動した。
- なぜ復興が遅いのか、なぜ地方に対して手が差し伸べられていないのかと、単に娯楽番組だけでなく、ちょっと社会に対する、あるいは一部政治に対するピリッとしたものも入っていいのではと感じた。
- 休業せざるを得ないという中でも、何とかしてこの能登を忘れてほしくない、もしくは能登の魚を知ってもらうことが復興であるという、このコメントは非常にいい、重たい言葉だなと思った。BGMも良かった。まさに「スタンド・バイ・ミー」、そばで見ていてほしいという曲を使いながら、その雰囲気感を出しているという演出もすごくよかった。
- 震災を経験して大変なこともたくさんあったはずなのに、明るく前を向いている様子がよく伝わった。震災後の再会が4月で、桜がきれいに咲いていたが、その後に映った景色は、崩壊した家屋や破損した道路などで、その対比が人々のやりきれなさや悲しさといった思いを表現しているように思った。
- 店主の能登の魚のおいしさを伝えたい、もう一度同じ場所でやりたいという強い思いが、彼を動かしていると思いましたし、能登への郷土愛といったものと息子さんへの愛情がモチベーションになっていと感じた。
- 震災の記憶が薄れ始めた時期だからこその現状を放送で多くの人に届ける意義や、寿司店の親子の愛や絆を通じて24時間テレビの支援、チャリティーにつなげていくということで、自分も一視聴者として考えさせられた。
- 能登の魚を広めることで能登の復興につながるという店主の志、地域で生きる人たちの強い意思を感じた。番組としては、24時間テレビのチャリティーの意味を問うようないい見せ方だったし、いい番組の作り方だったと強く思った。