第572回(2025年3月11日実施)
1.開催年月日
2025年3月11日(火)
2.開催場所
中京テレビ 本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:8名 出席委員数:6名
【出席委員の氏名】
杉﨑 正美 委員
郡 健二郎 委員
神谷 浩 委員
辻 佳世子 委員
粟生 万琴 委員
杉浦 伸哉 委員
【出席委員の氏名】
佐藤 久美 委員
加藤 亮太郎 委員
4.議題
- 社側報告
- 合評
「やりかたのウタ ~気になる HOW to ウタいま SHOW」
5.議事の概要
- (1)2025年度2月視聴者センター報告を書面にて行った。
- (2) 「やりかたのウタ ~気になる HOW to ウタいま SHOW」について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 歌に乗せながらテンポよく覚えられるところは、とてもおもしろかった。
ただ一方で、そもそも歌が聞き取りにくいものもあったと感じた。番組内容のところに「AIボーカルなど最新技術も活用し」と書いてあったが、番組の中で説明がなかったので、これはもっとあった方がよりよかった。 - 人間は五感を働かせて記憶をした方が記憶しやすいと言われていて、かつ長い間記憶できるものなので、これは楽しい番組になるだろうと思った。SNSの炎上問題は、民事上及び刑事上、深刻な問題を含んでいるので、他者の利益を害してはいけないというような比較衡量の必要な部分と、もう一方の「表現の自由」にも配慮した一言があると、深みが出てよかったと思う。
- 最近の娯楽番組は、クイズにしても笑いの取り方にしても同じパターンになっていると思うが、今回はオリジナルの発想があった。近いうちにこういうパターンの番組が民放からどんどん出てくると危惧をしてしまうぐらい、おもしい発想だった。しかし、テンポが速過ぎる。リズムとして頭の中に入るまでもなく、目が追いついていかないので、もう少し一つ一つの間が入ってもいいと思った 。
- 「しみ抜き」のコーナーでは、なぜキュウリがいいのか、科学的な根拠を上手に丁寧に提示すれば、キュウリでなくても、何か別のもので対応できるかもしれないなど、応用も含めて知識の豊かさにつながると思った。
全体としては、曲、音楽とどううまくマッチさせるかが、やっぱり難しい。もっとわかりやすく、口ずさめるようなメロディーでノウハウが出てくる形になるとおもしろい。 - 子供たちの世代は、マルチモーダルの脳の構造ができ上がっているので、左側にランキングが出て、右側に動画が出て、下に字幕が出るというのは、絶対飽きずに見られるだろうなという目線で見ていた。
コンテンツごとにカテゴリーにして後から視聴できるようにすれば、サイエンスの学びにもなり、仕事の学びにもなり、子供向けの教育動画コンテンツとしての価値もあり、ビジネスにつながると思う。 - 生活に役立つアイデアを動画にしたものは時々見るが、こんなに笑いながら、楽しみながら見られるものはなかった。すぐ役立つものから、日ごろ何気なく見ていて、どうやって作られるかなど考えたこともなかったものの作り方まで、内容もバラエティーに富んでいた。
- 歌に乗せてさまざまな内容を伝えるバラエティーは、これまでもいくつかのヒット番組があるが、この番組が特徴的なのは、替え歌ではなくオリジナルソングを作ったというところかと思う。ただ、物まねの「北酒場」、暴漢の一世風靡セピア、『オモウマい店』の「地上の星」など、似たような曲調のものもあり、これなら替え歌でもよいのではと思った 。
- みんなが口ずさみながらいろいろな社会勉強をするような番組になっているので、この番組が発展し、長寿番組になっていけばいいと感じた。また、外国人の目から見たやり方の歌があると、外国人のコミュニティーでも話題になり、多文化共生でいい番組にもなると思うので、ぜひ外国人目線でも作っていただきたい。